まさか見つかるとは夢にも思っていなかった曲。　ジャスラック検索で発見したものの詳細情報は皆無、永遠に聴くことはできないかもしれないと覚悟していたのに　……

　ジャケット写真から連想するのは純日本風歌謡曲、ところが、流れてくる曲は、全然違う。　歌声も全く予想外。　ＥＰジャケを握りしめたまま、しばしその場で凍りついてしまいました。　もちろん、感動のあまり、です！！

　「17年も前に、これほど爽やかでハイセンスな歌を書いていらしたなんて、うそー、ショック！」　生まれも育ちも純日本の私ですが、音楽は、洋楽的要素が入ったものが好き。　だから私にしてみれば、しなやかで、瑞々しい、ファッショナブルな曲にめぐり逢えて、これほど嬉しいことはなかったですね。

　矢野さんの書かれるメロディですもの、素敵でないわけがない！　　心地良い旋律に乗って、いつしか心は、暖かな季節の海へトリップしていきます。

　ジャケを眺めているだけでも、「16コマのラストシーン」「矢野立美／作・編曲」という文字を見ているだけでも幸せな一枚。　一番のお気に入りＥＰです。

　「きっと矢野さんは、こんな素敵なメロディを書くために生まれてきたんだ」　そう思わずにはいられない歌です。

　今、北岡さんは何をしていらっしゃるのかしら？　もし、できることなら、是非もう一度矢野さんの書かれた曲を歌っていただきたいと心から願っています。

　どう聞いても矢野さんとしか思えないコーラスが嬉しいですね。　爽やかに夢子さんの歌声を包んでいます。