今までにもたくさんのウルトラマンが誕生しましたが、これほど清々しく駆け抜けていくウルトラマンには、初めてお目にかかったような気がします。　ダイゴのティガとも、ダイナとも、ガイアとも違った新鮮な空気が満ち溢れています。

　物語、映像、音楽の流れが自然で、素直な気持ちで楽しめますね。

　この爽やかさはどこから来るのでしょうか。　音楽の持つイメージや、マドカ・ツバサ＆マホロバのキャラクターの魅力が大きく貢献しているように思われます。

　古代を舞台にした物語、そこにティガ誕生の秘密に纏わる要素をさりげなく絡めた点もいいですね。　ティガの起源については、相変わらず謎のままですが、それがまた次回作への期待にもつながります。

　最新メカや科学の力とは無縁の世界での「ウルトラマン対怪獣」という設定にも目新しさを感じます。　アメノトブトリや怪獣ジョーモノイドもカッコ良くて気に入りましたし、超能力戦士ティグルーの活躍も素敵でした。　

　是非、「ツバサ＆マホロバ」か「ツバサ＆ヒカリ」を主人公にした続編を作っていただきたいものです。　(2001.2.6記載)

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【ついに音盤化実現！！　……　2007年2月21日追記】

　６年間待ち続けました。この日が来るのを。　これまで、どれほど外伝音楽のＣＤ化を願ってきたことか。　やはりＣＤで聴けるってすごいことです。　今、音楽に耳を傾けながら、喜びをかみしめています。　このページはサントラ発売への祈りを込めて作ったのですが、ようやく長年の夢が叶って本当に嬉しいです。　

　しかも、ＯＶ通常版とも完全版とも異なったバージョンが収録されているのです。　これは完璧なるサプライズ！！　　今までサントラがなかったので、主な音楽パートのみをＭＤに抽出して、幾度となく聴いてきたけれど、まるで初聴きの新曲に出会ったようなスリル感、ワクワク感が味わえます。　これは、絶対ＣＤで聴く価値ありですね。

　なお、各楽曲に正式な名前がつきましたので、私がつけた仮の曲名は修正しました。　今回のサントラ発売に伴う追加感想は下記にブルー文字で挿入してあります。

【　印象的な新曲をご紹介します　】　（ブルー文字は2007.2.21追記）

　今回の音楽で一番のお気に入りは「ティグルーのテーマ」。
超能力戦士ティグルーがアメノトブトリで飛行するシーンと、マホロバやティグルーが敵と闘うシーンに使われた曲。

　シンセ・バリバリもいい感じ。　アクション・シーンでリズムのみが延々と流れますが、手に汗握る思いで画面に見入ってしまいました。　こういうリズムの使い方、ジャズ・ライブでのドラム演奏に似た心地よさがあります。　曲の始まりはクールですが、途中から闘志をかきたてる曲調に変化し、ラストはマホロバの勇気を称えるイメージで曲が終わっている点も最高ですね。　リズミカルなメロディ展開が魅力です。

　ＣＤバージョンでは、アクションシーンで流れたリズムパートはカットされていますが、ひとつの楽曲として聴きやすい構成になっていますね。　実は、下表「２８」の通常版(短い方)「1分22秒バージョン」もすごく好きで、前々から捨て難いと思っていたので、次の機会には是非ＣＤ収録をお願いしたいです。

　旅の勇士マホロバが剣を振りかざして怪獣と闘うシーンの曲。
謎めいた雰囲気のイントロから、古代を感じさせるメロディへと移るところが素晴らしい。　この旋律、心をそそりますね。　超カッコいいマホロバのイメージにぴったり！！

　シャンシャンというバックサウンドも燦めいています。　イントロ、第一パート、リピートによる第二パートという構成ですが、　第一、第二パートのラストに登場する華麗なシンセの合いの手が大好き。

　完全版を観たとき、通常版の続きがあると知って感激したけれど、ＣＤでは、映像使用バージョンからは想像もつかないほど、長くて聴き応えのある曲に変身してて、超びっくり！　ティガの中にあっては異色作ですが、心惹かれる音楽ですね。

　サキモリたちが弓を放ち、投石するシーン、弓や石が飛んでいくテンポとこの曲がぴったりで、思わずＴＶの前で「おお！」と声をあげてしまいました。　怪獣の驚異も巧く表現されています。

　やはり、下表「１３」と「１６」は、続きモノだったのですね。　それにしても、すごく気合の入った一曲になってますね。　ストリングス使いもいいし、シンセ効果も抜群で迫力満点。　中盤で入るシンセ音は、思わずにっこりの「アレ」です。(=^-^=)　　ハープ風のサウンドも魅力ですよね。

　闇の魔人、巨大な土偶出現シーン。　ドラの音やシンバル、風が唸るようなシンセ音が迫力ですね。　ドグーフの重量感を感じさせます。

　イザレの巫女がアムイにティグの紋章を授けるシーンでの選曲は、特に曲のイントロ部分が綺麗です。　矢野さんならではの美しさですね。　　

　冒頭、その他で使用された曲風を総合的に取り入れたアレンジになってるのが嬉しいですね。　なお、下表「３１」のイントロはＣＤにはないので、次回収録希望です。(^^;

　ある日突然、訓練機が消えていることに気づくアムイ、ここで一旦曲が途切れますが、アムイの驚きを巧く表現していますね。　この使い方、心に残ります。　物語のラストを締めくくる穏やかなアレンジも魅力です。

　ティガ戦闘シーンでの明るく弾むアレンジが実に素晴らしい！
ウルトラマンのアクションと「ターッ」という効果音とこのリズムの組み合わせ、なぜかハマるんです。　思わずリピートモード(^^;;;

　これ、メッチャお気に入りのアレンジ。　こんなに明るく爽やかな音楽にのって活躍するティガが観れるなんて、もう最高！！　ＣＤで聴きたかったので本当に嬉しいですね。

　ゆったりとしたテンポの美しいアレンジが、心温まるシーンを見事に彩っていました。

　下表「３９」のシンセピアノ使用バージョンもＣＤで聴きたかったなぁ……

　本当にいいメロディですね。物語が終わったあとの余韻に浸るのにうってつけの歌。　映画「ティガ＆ダイナ」の主題歌、「SHININ' ON LOVE」も大好きですが、それに負けないほど素敵な歌です。

　やっぱりいいですねー。　メロディそのものが抜群なんですよね。　映像使用サイズではなく、フルサイズでの収録。

★　ピンク色で書いてあるものは『ウルトラマンティガ COMPLETE "TIGA" EDITION』収録の新曲ですが、映像で使用されたバージョンとＣＤ収録バージョンはアレンジ等が異なります。　青色のものは、サントラ『ウルトラマンティガ、ミュージック・コレクション』、『ダイナ・サントラVol.1』、映画『THE FINAL ODYSSEY』からの選曲で、その都度、表内に記載してあります。　　急いで作りましたので、もし間違いがありましたら、メールで教えてくださいね。　　(2001.2.6記載、2007.2.21修正)

★　通常版と完全版の新曲の使用時間を追加しました。　通常版と完全版の時間を比較しつつ、両方の音楽を聴き比べて思ったのですが、完全版用に（？）別テイクの音楽も作っていたようですね。　　今回は、音楽パートのうち、私が以前からＭＤに録音していた分だけを急遽記載しましたので、短いブリッジ等はデータがありません。　それに、数秒の誤差はご容赦を。　また、通常版と完全版の音楽使用場面は微妙にズレています。　とりあえず、「秒数の違いを明らかにしたかった」というこの思いだけでも、フィーリングで分かっていただけるかしら？　(^^;　　(2006.7.11追記、2007.2.21修正)

使用音楽

初回発売の通常版、音楽使用場面

１

●　ビデオ　●
　　　　『ウルトラマンティガ、外伝、古代に蘇る巨人』
　　　　　　　2001年１月25日発売／約45分／ステレオHi-Fi
　　　　　　　発売・販売：バンダイビジュアル

　　　　『ウルトラマンティガ、外伝、古代に蘇る巨人 [完全版] 』
　　　　　　　2001年10月25日発売／約60分／ステレオHi-Fi
　　　　　　　発売・販売：バンダイビジュアル

●　主題歌シングルＣＤ　●
　　　　オリジナルビデオ「ウルトラマンティガ」主題歌
　　　　『鼓動〜for TIGA〜／ウルトラマン・ベスト・ヒットメドレー！』
　　　　　　　歌／Project D.M.M
　　　　　　　2000年11月18日発売、COCC-15372

●　映像使用曲のサントラ　●　　→　サントラ・リスト

　　　　・『ウルトラマンティガ　COMPLETE "TIGA" EDITION』 (Disk2)　　→　サントラ全体のコメントはこちら
　　　　　　　COCX-34158〜60　（2007年）

　　　　・『ウルトラマンティガ　ミュージック･コレクション』
　　　　　　　COCC-13975　（1997年）

　　　　・『ウルトラマンティガ 「THE FINAL ODYSSEY」オリジナル・サウンド・トラック』
　　　　　　　COCX-30857　（2000年）

　　　　・『ウルトラマンダイナ　オリジナル･サウンド･トラック Vol.1』
　　　　　　　TYCY-5582　（1997年）