ウルトラマンダイナ(10)

 

このサントラ紹介は、ダイナ放映当時のものですので、
現在の感想とは多少違っている点、ご了承ください。

 

 

ダイナサントラ Vol.1  (1997.11.28)  収録曲一覧

  サントラ聴きました!!

    「わぁ、これ聴きたかった、嬉しい!!」という曲……
    「感動!!」の曲……
    「じぃ〜んとくる」曲……

テレビとはまた違った素敵な世界。  音楽CDとして、本当に聴き応えのある一枚です。  とても素晴らしいです、ほんとに。  テレビ通りの曲もあれば、少し違うものもある。  未使用曲はこれから どんな使われ方をするのか楽しみですね。

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  そして、ライナーを見てますます感動!!  ダイナサントラ、2枚目も3枚目も出るのですね。  夢のようです。  それに、いつの日か「ティガ」「ダイナ」の曲でコンサートができるかもしれないとのこと……  本当に、是非是非、コンサートを開いてください。  お願いしますね。  期待してます。


  解説の背景に印刷されているのは、矢野さんがお書きになった楽譜なのですね。  最初見たときは信じられない思いで、一瞬ページをめくる手が止まってしまったほど。  ホント嬉し涙です。  言葉では言い表せないくらい感動しました。  CDで聴けばほんの数分の曲を、矢野さんは一枚一枚手で書いていらっしゃるんですね。  楽譜に印刷されたお名前も瞳に焼きついて離れません。  これを入れて下さった方、本当に、本当にありがとうございます。

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  早川様、今回も構成センスが光ってますね。  解説も興味深く読ませていただきました。  解説中の「ダイナ(ハートマーク)」(<パソ通ではこのマーク使えなくて残念)には笑ってしまいましたよ。

  曲を演奏された方々も、他のスタッフの方々も、素敵なアルバムを作ってくださって、本当に嬉しいです。  第2集も、第3集も頑張ってくださいね。

  あ、最後にひとこと……  皆様、ワンダバの曲、しっかりTVヴァージョンのインスト曲が入ってますよ!!  乞ご期待!!

収録曲紹介  ダイナサントラ Vol.1 (1997.11.29〜1998.1.13)
  サントラ、ほんと最高ですよね。  これ聴いてると、ほとんど思考停止状態になってしまいます。  もう、ダメです!!(笑)

  今回のサントラで嬉しいのは、一曲ずつが以前より長めになってるということ……  長いとじっくり落ち着いた気分で聴けます。  クールなブルーのティガ音楽に対して、こちらは火星の赤ですね。  よりウルトラマンらしさが感じられます。  それに戦隊テイストも感じられますね。

  何度も聴いてると、ホントに全部好きになってしまうんです。  だから、どれが好き?と聞かれると困るのですが、特にお気に入りの曲をピックアップしてみますね。

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★ 3.アスカ ★

  これは第1話、アスカのストリートファイト・シーンに出てきましたね。  初めてこの映像を見て、音楽の抜群のカッコ良さに注目!!でした。  3話の射撃シーン・ヴァージョンとの違いを聴き比べて楽しんでます。

  イントロといい、スピード感あふれる展開といい、凄いですよね。  エレキギターの音が、ぐんぐん迫ってきます。  ドラムもかっこ良く決まってる。  同じフレーズが何度も繰り返されるのに、全く単調さは感じられず、どんどん引き込まれていきます。  ホント聴き応えある曲ですね。

  3ヴァージョンそれぞれに、各パートのリピート回数が違いますが、映像にぴったり合うように曲の長さを調節してあるのですね。  こんなところにも劇伴音楽作りの苦労が窺えます。  でも、矢野さんの曲はBGMとして素晴らしいだけでなく、それ以上のもの、つまり「音楽として聴きたい」と強く感じさせるものがある点が一番の魅力ですね。

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★ 4.スフィア襲来 ★

  力強さの中にも、クールさを感じさせるホーンが魅力。  最後に曲調が上がっていくところなど、実際の映像の中で使われるとすごく映えます。  GUTSイーグルが飛翔するイメージですね。


★ 8.邂逅 ★


  静かな曲調が、後半から盛り上がるところが抜群。  燃えます!!


★ 13.FIGHTING THEME − MIRACLE − <M14> ★


  冒頭のシンセ・リズム…… これがもう最高の魅力ですね。  これ聴いてるとクラクラしてしまいそう。  ホントにハートマーク。(*^・^*)   このリズムパターンは、これまでにない雰囲気でよけいに新鮮。  最初の部分のトランペットとそれをフォローするように入る楽器、この二つが交互に入ってくるメロディが心をそそります。

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★ 16.スーパーGUTS <M19> ★

  わぁ、嬉し〜ぃ♪♪  どうしてこんなになっちゃうんですかぁ?  まるで運動会みたいな楽しさ。  何度聴いても、嬉しくて、嬉しくて…… やめられません。

  同一のメロディが2度繰り返された後、曲調が変わりピッコロが入ってくるところが最高。  メロディもリズムも抜群です。  このパートの終わりで小鳥のさえずりのように入って来るピッコロ、すごく可愛いですね。  曲の最初頃に時折入るシンセの打ち込みも魅力的。  最初のパートがリピートされる際の繋ぎのメロディも印象的ですね。

  ティガ「#27 次回予告」とか、シティーハンター「FAREWELL MY HUNTER」、シティーハンター第110話「ハーレム育ちの悪ガキ王子(後編)」に出てくる面白い曲、すべてに共通する「矢野さんテイスト」が何ともいえずいいんですよね。  思わずにこにこしてしまいたくなる音楽たち…… こういうの本当に好き。  楽しくて仕方ないなぁ。

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★ 20.試練の時 <M49> ★

  これがまたすごいお気に入り……  暗闇の湖を白い霧が次第に覆い尽くしていくような雰囲気。  知的で、静かな広がりを感じさせるところが心地よいですね。  メニューでは「広大な砂漠」と書いてありますが、砂漠の砂が風に吹かれて風紋が次第に変化していくイメージでもありますね。


★ 22.大破壊 ★


  特に <M41> のブラスを生かした重厚な雰囲気と、次第に迫力を増していく曲展開が素晴らしいです。  とくに最後のティンパニには圧倒されます。  なぜか私はティンパニがすごく好きだったりします。


★ 28.FIGHTING THEME − STRONG − <M15> ★


  これは本当に力強くてカッコいい。  最初のティンパニーとブラスも魅力だし、その直後のバイオリンも勇壮。  ここで「非常ベル」みたいな音が入ってきますが、これがすごく気に入ってます。  中間部、バイオリンだけのパートがまたまた素晴らしいですね。

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  その他のお気に入りは……

2.ネオフロンティア <M6,27>
14.美しい惑星(ほし) <M58B>
15.INTERMISSION − March of DYNA − <M3>
18.星影に想う <M9>
21.目覚めよアスカ <M30>
27.われらのダイナ <M12>
29.内なる光 − THE INNER LIGHT − <M20>

……かな。  でも、どの曲も全部好き!!

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  お話は変わりますが、選曲に関して私が一番望むことは、ひとつのエピソードの中でメリハリをつけてほしいということです。  カッコいい曲、力強い曲があってこそ、美しい曲、優しい曲が引き立つのだし、また、その逆もいえる。  そうすれば作品自体もより感動的に盛り上がりますよね。

  それに、矢野さんという方は、あらゆるジャンル、あらゆる状況に対応できる幅広さ、多彩さを持った方ですので、それを最大限に生かした映像を作っていっていただきたいと、心から願っています。

  ティガの水野さやかさん同様、ダイナの小林地香子さんもハッとするような素晴らしい選曲センスをお持ちですね。  これからも頑張ってください。

 

 

 

 

ダイナサントラ Vol.2  (1998.1.24)  収録曲一覧

  今、ダイナサントラの Vol.2 を聴いています。  もう、幸せ過ぎて、なぁ〜んにも言うことないです。  本当に感動してます。  最高です!!  ああ、嬉し涙のあの曲、この曲…… (; ;)

  とにかく充実した、納得のいくサウンドだと思います。  ホント多彩!!  よくこれだけバラエティに富んだ曲をお作りになったものだと感心するばかりです。  本当に気合入ってますね。  聴いていて、すごく楽しいです。

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  バオーンとハネジローとヒマラの音楽、またお預けになってしまいましたね。  でも6話「キノコ話」でのクラーコフのミサイル迎撃シーンの曲や、13話「怪獣工場」の音楽は入ってます。  ダイナ3タイプのイメージソングはシングルにはないインストヴァージョンが収録されているので、両方を聴き比べてみるのも面白いかもしれません。


  それにしても、「酒場」を想定した音楽まで用意されていたとは!!  酒場の雰囲気に似合う人といえば、やはりムナカタ副隊長にオノダ記者にイルマ隊長!!  再登場の日のためにとってあるのかどうかは分かりませんが、何だか想像しただけでも楽しい。


  15話のウルトラ水流で使われた「満天の星 の <M46>」でラストシーンを飾ってくれたら最高だし、同じく15話で登場した「出動命令 の <M50>」のフルバージョンを使って、ハードなアクションシーンたっぷりのお話も観たいし、「FLASH ! <M13>」「SALOON B.G.M. <M56>」「TEAROOM B.G.M. <M55>」なんかは、大人の雰囲気のストーリーにぴったりだし……  音楽を聴いているだけで、いろいろ空想が広がっていきます。

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  せっかくこんなに素敵な音楽がたくさん作られているのだから、これらの音楽をイメージした脚本が書かれて、それが映像になったらいいなぁ…… なんて思います。  そのときは、音楽を切らないで一曲まるごと使っていただきたいですね。  2話のラストシーンとか、ティガの「オビコをみた!」とか 、TAKE ME HIGHER みたいに……


  で、解説は……  あ、ハネジローだ!!  バオーンもちゃんといる!!  というわけで、ちょっと小さめだけれど、23種の怪獣の名前と写真が載ってます。  子供がハネジローを見てすごく喜んでました。  裏面の夕日に映えるダイナ…… 素敵ですね。


  今回解説に、劇伴制作経過についての記述がありましたが、とても興味深いお話ありがとうごさいました。  こういうお話が聞けて、本当に嬉しいです。  制作にあたっては何かとご苦労もおありかと思いますが、今後も期待していますので、頑張ってください。(わがままなこと言ったりもしてますが、お許しくださいね)


  CD制作に携わっていらっしゃる名前も載っていないたくさんの方々…… いつも、いつも素敵な音楽をありがとうございます。

収録曲紹介  ダイナサントラ Vol.2 (1998.2.20)
  Vol.2は、全体がカラフルでとても楽しい構成になってますね。  特に印象的だった曲のことを書きます。


4.出動命令 <M24、M50>

  <M24> は、本当に爽やかな曲ですね。  特にシンセのリズムがすごくお気に入り。  矢野さんの曲に惹かれる理由はたくさんあるのですが、こういうシンセ・リズムが、私の波長とぴったり合うということも一因。  いろいろな曲を聴いていると、結構さりげなくこのリズムが使われていたりするので、思わず微笑んでしまいます。  矢野さんお得意のリズム。

  <M50>、これは無条件でカッコいい!!  何も言うことないです。  ウルトラマンでは、こういう曲は聴けないと思っていたので、15話で登場したときは感激でした。  優しい曲も好きだけれど、かっこいい曲も大好き。  そして、それが「たった一人の方の手で作られている」という点も驚異です。

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5.不思議な侵入者 <M43、M44>

  <M43>、本当に楽しい曲。  こういうのも好きだなぁ〜。  基本となるメロディが微妙に変化していくところが面白いですね。  メロディパートを弾いている楽器は何なのでしょう?  一音ずつ余韻の残る音色がいいですね。

  <M44>は映像未使用ですが、悠然とした雰囲気が気に入っています。


7.FLASH ! <M13>

  クールなトランペットが魅力。  今のところ全然劇中で使用されてないですが、こんなに素敵な曲なのに、もったいないなぁと思いつつ、いつも聴いてます。  静かに始まるイントロとリズムもお気に入り。

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10.満天の星 <M46>

  メリハリあるメロディの中に織り込まれた優しさ、温かさ、美しさ、透明感、僅かな悲しみ…… この微妙なバランス感覚、矢野さん独特の音楽センスには、ただ敬服するのみです。

  オーボエを主体にした曲ですが、「#22 遠き呼び声の彼方へ (M-62A)」以来、「愛の交響詩」、「永遠の想い出」と、すっかりオーボエ曲にハマってます。  矢野さんのせいですよ〜。(笑)  矢野さんが「M-62A」をお作りにならなかったら、これほどオーボエに惹かれることもなかったでしょうから。

  「満天の星」は一目惚れだった曲。(*^・^*)  6話で初登場したとき、「あ、これだ!!」と一瞬閃くようなものを感じました。  TVからMDに録り、繰り返し繰り返し聴きました。  お布団の中で、ふんわり幸せ気分で聴いていたこともあるし、嬉しくて、思わず涙がこぼれてきたこともありました。

  だから、サントラで曲の続きが聴けてすごく感激してます。  この曲が15話で再登場したときは、涙がでるほど嬉しかったです。

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12.素晴らしき仲間 <M59>

  この明るさが大〜好き。  メロディの流れがとても気持いい。  軽いタッチだけれど、一度聴いたら絶対に忘れられない曲でもありますね。  主旋律から少し遅れてリズムとバックサウンドが入ってきますが、この絶妙なタイミングは「さすが !」。  シンプルなつくりですが、とても惹かれる曲です。


14.TEAROOM B.G.M. <M55>

  五月の風のような音楽ですね。  シティーハンター「Spring Breeze」を思い出させます。  解説によるとバックのすこし煌めくようなサウンドは「リムショット」( これ何ですか?) と書いてありますが、音色が魅力的。  この楽器、とても綺麗に曲中に溶け込んでますね。  静かだけれど、僅かばかり自己主張してるところが素敵です。

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16.張り詰めた空気の中で… <M54>

   とても印象的なブリッジ。  矢野さんのブリッジは、一瞬の煌めきを感じさせるものが多いですね。


19.大都市危機一髪! <M36>

  すごい迫力!!  勇壮なバイオリン、ドラ、シンバルが魅力的。  まさにウルトラマンに相応しい一曲といえるかもしれません。  強い意志を感じさせるような曲展開が、スーパーGUTS隊員たちの闘う姿を見事に象徴してますね。


22.THE RED SIGNAL <M45>

  危機感あふれる曲調が素晴らしい。  低音のバイオリン、それを支えるブラスが印象的。  6話、キノコの菌糸が街を破壊しながら地上に伸びていくシーンにぴったりでした。  曲の終わり方もカッコいいですね。

 

 

 

 

ダイナサントラ Vol.3  (1998.5.27)  収録曲一覧

  サントラ Vol.3 を手にして、感激してます。  聴いてるだけで涙、涙で、スクリーンの文字も霞みがち。  半年以上待ちに待った曲もあり、感動もひとしお……ウルウル。  やっぱり、私は「サントラ命!!」(^^;;;

  今回の表紙は、ダイナとリーフラッシャーを掲げたアスカ、解説裏面は、11話「幻の遊星」EDで出たアスカとハネジロー、ラセスタ星人、笑顔のリョウ&アスカなどが載っています。

  また、BGM制作にあたり、どの監督さんがどんな曲を依頼したか、どういうプロセスで作られたか、等のお話も書かれています。

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  サントラ第4集が出ることも既に確定なんですね。  すごく嬉しいです。  そして、何と、何と、次回は矢野さんインタビューもしてくださるのですね。  嬉し過ぎて、この一行を読んだだけで、完全に壊れてます。(笑)

  聞きたい事、たくさんあります。  何を聞いたらいいか分からないくらい。  でも、私がインタビューしたら、きっと「あ、あの、お好きな食べ物は?」なんて、ど〜でもいいことばっかり聞いちゃいそうで (^^;;  この気持ち、分かっていただけますか? 

  作曲されるとき、何か楽器を使われるのか、それとも、頭に浮かんだメロディをひたすら楽譜に書いていらっしゃるのかお聞きしたい気もしますが、どんなことでもいいです。

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  サントラを聴きながら、この9ヶ月、たくさんの素敵な音楽にめぐり逢えて本当に幸せだったと、喜びをかみしめています。  それだけじゃない。  アスカやハネジローと楽しいひとときを過ごすことができたし、「少年宇宙人」に涙し、ミジー星人に笑い、映画「T&D」に感動し……  何てたくさんの素敵な出会いがあったことだろうって、改めて思いました。  ダイナを観ていて本当によかったと、心から思います。

  素晴らしいサントラを作ってくださった全ての方々、ありがとうございます。  これからも頑張ってくださいね。  いつも応援しています。

収録曲紹介 ダイナサントラ Vol.3 (1998.5.27)
  今回は、各エピソード専用に作られた音楽が中心ですので、映像がより鮮明に蘇ってきます。  本当に質の高い、色彩豊かな曲を作られる矢野さん、尊敬の眼差しです!!

  とても全部は書き切れませんので、特に印象的な曲のことを書きますね。

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2.9.24.「少年宇宙人」関連曲

  ピアノ、バイオリン、ホーン等、様々なヴァージョンが収録されてますが、素朴で優しいメロディに心打たれます。  初めてこの曲を聴いたとき、何て矢野さんらしい音楽なのだろうと思いました。  遠い昔を懐かしむような、優しく、素朴なメロディ……  繰り返し、繰り返し聴いてます。


  バイオリン・ヴァージョンの温かさには涙です。  このリズムは、カスタネットではなく、シンセだったのですね。  何と魅力的な響きなのでしょう。  まるで「この懐かしい世界へ戻っておいで」と手招きしているような不思議な感じ。  郷愁を誘うリズム。  これほど心にしみる楽器使いをなさる矢野さん、すごい方ですね。


  静かな広がりを感じさせるホーン・ヴァージョンも大好き。  このホーンが少年たちの訥々としたしゃべり方とすごくマッチしてるんですよね。  矢野さんは、素晴らしいメロディを作られるだけでなく、魔法を使うみたいに、個々の楽器の魅力も引き出してみせてくださるのですね。

 
  物語のラストを飾ったピアノ・ヴァージョン、これがまた感動的!!  ピアノアレンジと演奏は美野春樹さんですが、いつも情感あふれる素晴らしい音楽を聴かせてくださる方ですね。  ピアノソロ、本当に魅力的です。  初めてお名前が分かって嬉しいです。

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「少年宇宙人」の選曲

  劇中、#2はそのまま使用されていますが、#24 はあくまでも基本型で、この二曲を部分的に結合したり、切り離したり、複雑な編集をして使っているみたいです。  でも、もしかすると、映像の長さに合わせて幾種類ものパターンを演奏した未収録ヴァージョンがあるのかもしれません。  「#9(M92)」も微妙に異なり、劇中ではカスタネット風リズムが途中から入ったものが使用されています。

  [TYPE 3] は、35話「ウルトラマンは死んだりせぇへん」とホリイさんが言うシーンで使われましたね。

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4.SOS!怪獣島

  印象的な曲ですね。  特に中盤のバイオリン・パートに心奪われます。  何と魅力的なメロディ!!  何かを強く訴えかけてくるようなバイオリンが心をそそります。


11.ムスタファ・アリ博士

  この曲の登場シーンには大爆笑!!  よく博士の雰囲気捉えてます。  矢野さんて、映像の雰囲気をつかむのがすごく上手ですね。


12.はるかなるバオーン

  オルゴールの音色が可愛らしいですね。  その後のバイオリン・パートも大好き。  このリズムがまた何とも言えない味わいがありますね。  バオーンって無邪気にぴょんこぴょんこ飛び跳ねてる時でも、すごく重量感がある…… その雰囲気が巧く表現されているなぁと思います。

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13.闇を呼ぶ少女たち

  厳かで神秘的なチェンバロが魅力。  この華麗さが、逆にストーリーの恐さを引き立たせている気がします。  「チェンバロタイプ後半 Organ なし」と書かれた一曲目、パイプオルガン風シンセ(?)と、チェンバロとのコントラストが素晴らしいです。


14.怪盗ヒマラ

  ユニークで不思議な音楽ですね。  物語性を感じさせる展開が楽しいです。  特に後半のコミカル・パートがお気に入り。


15.ヒマラ・ワールドの戦い

  メリーゴーランド風の曲調が素敵。  <M76> は、本当に楽しくて、楽しくてルンルンしちゃいます。  すごく可愛らしい。  お伽の世界を感じさせるメロディ、楽器音、リズム…… これらが織りなす絶妙なバランスがいいですね。

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16.マイ・フレンド・ハネジロー

  <M73A>は、ハネジローのキュートな雰囲気、健気さが伝わってきますね。  これを聴いているだけで、今にもハネジローが鳴きながら飛んできそうな気がします。  ハネジローみたいに小首を傾げてみたくなるリズム。  16話「激闘 ! 怪獣島」で、この曲の続きが聴けたときは、すごく幸せでした。

  <M74>、ほのぼのとした感じ、ふんわりしたタッチが何ともいえないですね。  これも曲の続きが聴けて嬉しいです。


19.標的を追え!

  23話「夢のとりで」、アスカの「無茶は俺の専売特許なもんで」の直後の曲で、これも大好き。  イントロ、軽いタッチのシンセには思わず引き込まれるものがあります。  メロディの流れも気持良いし、曲調の変わり目や、後半に時折入るシンセリズムも印象的。  お気に入りのリズムパターンです。


20.対怪獣作戦発令

  この曲、テレビより重厚なアレンジになってますね。  イントロ直後、力強く鳴り響く超低音のブラスが最高!!  このアルバム全体が引き締まる感じで、インパクトありますね。  メロディも素晴らしいです。

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22.紅蓮の大都会

  25話、クラーコフ浸水シーンの曲。  もう抜群!!  大〜好きな曲。  野性的な雰囲気が最高。  この曲が初登場したときは、嬉しさのあまり飛び上がってしまいたいほどでした。  このリズム、いいですね〜。  コンガですか?  アフリカン・テイストのリズムをバックに、豪快に響くティンパニも魅力。  特にトランペットが入り曲調が変わった直後のパワフルなティンパニは最高。  無条件で乗れる曲。  何度もリピートせずにはいられない音楽です。


23.大攻防戦

  33話、隊長が「ソノカ、俺のことを許せないならそれでいい、憎んだってかまわねぇ。 それが本当のお前なら、全部きっちり受け止めてやる」と言い宇宙人を攻撃したシーンの曲。  これもまた大好きなんですよね。  

  力強い曲調が素晴らしいです。  特に曲後半は抜群!!  パワフルで広がりの感じられるメロディ展開もいいですし、ティンパニの連打が最高に心地よい。  これも、テレビで最初に聴いたとき「わぁ、すごい!!」と思った曲のひとつ。  サントラでは曲が長くなってて嬉しいです。

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25.恋するマイ

  15話「優しい標的」、マイがシオンの来訪目的を本部で説明する場面で使われた曲のサックス・ヴァージョン。  これには正直言って参りました。  まさかサックスが使われるとは思ってもみませんでした。  とても嬉しいです。  心にしみる素晴らしいアレンジ。  豊かで限りない広がりを感じさせてくれます。   私はオーボエやサックス等の管楽器が一番好き。  こういう曲にはホント弱い。


26.君だけを守りたい

  「移動要塞(クラーコフ)浮上せず」を感動的に彩った「君だけを守りたい」のピアノ・ヴァージョン。  素晴らしいですね!!  ピアノソロだとメロディの良さが引き立ちますね。

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サントラ全体を通して聴くと、映像中で聴くのとはまた違った感動が味わえます。  お馴染みの曲でも、テレビにないメロディが付け加えられているものが多く、映像とは別の楽しみがあります。  とても充実したアルバムと言えますね。

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※ サントラを手にした嬉しさのあまり、すごい長文になってたりして (^o^;;;

 

 

 

 

ダイナサントラ Vol.4  (1998.10.29)  収録曲一覧

  かなり期待していましたが、予想を遙かに超えるクオリティの高さです。  とにかく素晴らしいのひとことに尽きます。  音楽が輝いてる!!  このサントラに込められた熱い想い、気迫には圧倒されるばかりです。  全体として静かで落ち着いた作りになっていますが、強烈に訴えかけてくるものがあります。  真に聴き応えのある納得のサウンドです。


  こうしてサントラを聴いていると再び感動のエピソードの数々が蘇ってきますね。  TVで流れたあの曲、この曲…… これらの音楽たちは、個々のお話の、映像では語り尽くせなかった部分を、更に深く語って聞かせるために、今、私の元にやってきたのかもしれない…… そんな気さえします。


  やはり矢野さんの音楽は「語る音楽」ですね。  映像とは一味違ったダイナ世界がここにはあります。  どれもTVで使われたお馴染みの曲ですが、新たなメロディが加わり、ひとつひとつが完結した物語として、音楽の中で再現されています。  このサントラを聴いていると、もう一度素敵なダイナの夢が見られそう……  終わってしまったダイナの続編、というより、ダイナの新作を観ているような錯覚に陥ります。  こんなに新鮮で爽やかな気分になれたのは本当に久しぶりです。

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  早川さんの解説も、いつものことながら本当に丁寧で嬉しいですね。  興味深く読ませていただきました。  「え、あの最終回のスキャットは伊集加代子さんだったのですか!?」とか、「原田監督は仮編集VTRに一時的にエルビスの曲をつけていらしたのですか!?」とか、他にも面白いお話がたくさん……  「さすが!!」という解説です。


  サントラを手にしたとき、帯に「ライナーには作曲家・矢野立美インタビュー&全51話の放映リスト掲載!」と書いてあるのが真っ先に目に飛び込んできました。  これには思わず涙でした。  ひたすらダイナに思い入れたこの一年の様々な感情がいっぺんに蘇ってきました。


  矢野様のインタビュー(なぜかここだけ「様」 笑)……  どんな思いで作曲をしていらしたかが分かってとても嬉しいです。  お話を聞かせてくださってありがとうございます。  でも、今はこれ以上は、ちょっと書けないです。  またいつか改めて書きます。

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  いずれにしても、このライナーを読んでいると、制作の舞台裏を垣間見ることが出来て面白いですね。  「ゲスト一覧」もいいですね。  ゲストの場合、TVのOPでは俳優名しか出なくて役名は出ないんですよね。  だからこれはかなり嬉しいです。


  
今回は全隊員の写真が載ってる!!  アスカの笑顔はやっぱりいいなぁ……(感涙)  わ〜い、「君を想う力」のスーツ姿に銃を構えたリョウだ!!  カッコいい!!  ハネちゃんがパソコンに向かってるシーンやラブモスと一緒のマイちゃんも可愛いし、カリヤさんの「ようこそ地球へ」の書道シーンもある…… ふふ、これ好きなのよね。


  今、忙しさもピークなので、長文は書かないつもりだったのに(笑)、このサントラを聴いていたらやっぱり書かずにはいられなくて……  最後になりましたが、素敵なサントラを作ってくださったすべての方々、本当にありがとうございます。

収録曲紹介  ダイナサントラ Vol.4 (1998.10.29)
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2.運命の光の中で / 30.父の見た光

  初めてCDをかけたとき、この厳かで神々しいサウンドに息も止まりそうでした。  この一曲だけで、完全に圧倒されてしまいました。  聴く者を音楽世界に引き込まずにはおかない、強い力を感じます。  冒頭のオルガンとトランペット、後半のティンパニが入るパートが素晴らしい!!

  29話「運命の光の中で」、カズマ登場シーン使用が感動的でしたね。  このエピソードを象徴するような音楽。  カズマが漂わせている神秘性が見事に表現されています。


3.父から息子へ

  50話「最終章 II 太陽系消滅」、カズマ登場シーンのオルゴール曲。  これを聴いていると、静かにアスカに語りかけるカズマの姿と、星空とが鮮明に蘇ってきます。



4.ムサシのテーマ I / 22.ムサシのテーマ II

  これは説明不要ですね。  48話「ンダモシテX」のラストシーン、その他で使われた曲。  ムサシさんの優しさ、温かさを表現したハーモニカのメロディが大好き。  「君を想う力」といい、このお話といい、ダイナには、人の温もりがそのまま伝わってきそうなエピソードが多いですね。

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5.グランスフィア / 25.大いなる闇

  最終三部作、「闇」のシーンでの使用が印象的。  闇の恐怖が非常にダイナミックに表現されています。  最終回使用だけではもったいないほど壮大で重厚な音楽。  迫力のサウンドで始まり、その後も素晴らしい盛り上がりを見せていますね。  力作です!!  悲壮感さえ漂うバイオリンに心をそそられます。



6.邪悪なる挑戦

  キラキラしたサウンドが素敵。  中盤の不思議な安定感も魅力!!



8.平和の星

  33話「平和の星」、ハスミ記者が人間の未来について思いを巡らすシーンで使われたサックス曲。  TVでは出てこないパートがメチャクチャ素敵なんですけどぉ……(笑)
  こういうの聴かされたら、ホント、いっぺんで参ってしまいますね。



11.謎の怪獣軍団

  これも大好きな曲。  46話「君を想う力」、幻覚怪獣が登場するシーンで使われましたが、キラキラした音使いが幻覚怪獣のイメージにぴったりですね。


12.乱闘

  サントラVol.3 「紅蓮の大都会」の打ち込みヴァージョン。  燃えます!!  これもお気に入りだったので、嬉しいな。

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14.Be My Sweet Heart

  ダイナ最愛の曲。  「君を想う力」、リョウ&ヒラオさん回想シーンでこの曲が流れた時は、夢心地でした。  何と美しく、温かく、ノスタルジックなメロディ。  サントラでは、TV版にはないメロディも加わり、曲に名前もついて (「Be My Sweet Heart」だなんて……うわぁ、です)、ちゃんと一つのトラックに入って、もう何も言うことなしです。  ただでさえ泣ける曲なのに、よけいに泣けてきます。

  この曲の何もかもすべてが私好み。  矢野さんにこんな曲を書いてほしかった。  いえ、きっと書いてくださると信じてた。  まさに「待っていた音楽」でした。  だから、この曲に出会った時、どれほど嬉しかったことか。  「矢野ファンやってて良かった」と心底思いました。



15.18.ソルビーノの歌 I & II 19.Mai Loves LOVEMOS !

  32話「歌う探査ロボット」用の音楽。  破壊活動を引き起こす曲も、マイがラブモスに愛を伝える曲も抜群ですね。  サントラ収録を待ちわびてました。

  基本のメロディそのものが、一度聴いたら忘れられないほど印象的。  しかも「ソルビーノの歌」から、「Mai Loves LOVEMOS!」への音楽的展開、音楽設計が素晴らしいです。  完全にドラマになってますね。

  「ソルビーノの歌」は、バイオリンの主旋律を支えるドラム等の入れ方も抜群。  この迫力には参りました。  トランペットもすごく印象的です。  もう、大〜好き!!  「Mai Loves LOVEMOS!」はホント名曲ですよね。  <M-96>のトランペット、<M-94>のバイオリンと華麗なアレンジには完全にメロメロ。  これ2曲に分けないで一曲に繋げても良かったかもしれませんね。

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20.誰がための光

  39話「青春の光と影」で使われた「アスカのテーマ」のピアノ・ヴァージョン。  ドラマティックなピアノソロが冴えてますね。


26.決戦の時


  これも期待の曲。  33話「平和の星」、ハスミ記者が巨大なメノーファの傷のことに気づくシーンが印象的。  ここで被さるカメラのシャッター音がこの曲とすごくマッチしていいなぁと思いました。


27.光よ、ふたたび

  50話「最終章 II 太陽系消滅」、温室での「アスカ&ダイゴ」シーンの曲。 ……「はい、私も涙に暮れた一人です」(笑)  シンセのきらめきが素敵ですね。  オーボエを使ってくださったことがとても嬉しかったです。


29.遙かなる夢

  29話「運命の光の中で」で使用されたネオフロンティアのテーマ。  静かなトランペットが最高ですね。


31.明日へ

  最終回、ラストシーンの曲。  スキャットが本当に綺麗。  この曲がこれほどスキャットと相性がいいとは思いませんでした。  素晴らしいアレンジです。

 

 

 

 

映画サントラ「ティガ&ダイナ」 (2000.3.15)  収録曲一覧

  映画音楽のことは、特別コーナー「ティガ&ダイナ」に書きましたので、そちらをご覧くださいね。  Mナンバー付きで音楽を紹介してます。

「ウルトラマンダイナ O.S.T リマスターBOX」未収録となった映画「ティガ&ダイナ」の復刻を希望して、ブログ記事『映画「ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ」音楽に救いの手を!』を書きました。 (2016.3.30追記)

 

 

矢野立美、ウルトラ・サウンドを振り返る (2008.1.7)

  矢野立美ウルトラ・サウンド11周年を記念して、ティガ、ダイナ、コスモスコーナーとの共同企画で、これまでの矢野サウンドを振り返ってみることにしました。 こちらのブログ記事をご覧くださいね。

 

 

ウルトラマンダイナ O.S.T リマスターBOX 発売 関連記事 (2016.1.10 から投稿開始)

  2016年3月30日、ウルトラマンダイナのオリジナル・サウンドトラックがBOXで再発売されることになりました。  リマスターで、しかもアルバム未収録曲も入った生産枚数限定盤です。  そして、注目は、矢野立美先生の座談会が掲載されていること。  サントラ発売に伴う様々な情報、個人的感想などを綴っていきたいと思います。  こちらのブログ記事をご覧くださいね。

 

 

 

 

 

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