| とにかく何から話していいか分からないほど感動的なシーンの多い映画でした。 「登場人物たちとともに、涙し、戦い、勝利を勝ち取ったのだ」そう言えるほどに、感情移入できる物語でした。
迫力の映像、胸打つメッセージ、素晴らしい音楽、どれも100点満点をあげていいと思いますが、やはりここは矢野サウンドのサイトですから、音楽を中心に、作品の魅力を語ってみたいと思います。 |
| ◆ 友情のテーマ （ムサシのために） <M-40> |
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| . ★ 24. ムサシのために… 〜復活の時 <M-40> ムサシ復活への願いを込めて、アヤノたちがエネルギーを送るシーンの音楽。 サントラを聴いた時、いちばん心に響いたのが、美しいメロディを持つこの曲でした。 特に、曲の中盤、エリック宮城さんのトランペット・ソロは涙もの。 木村充揮さんの「コーヒー・ルンバ」という歌で、初めてエリックさんに出会って以来、大ファンになってしまった私。 何と言っても、パワフルさが一番の魅力だと思っていましたが、これほど情感あふれる演奏もなさる方だったのですね。 言葉にならないほど、感動的で、素晴らしい音色です。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆ トランペットの直前には、ホルンも登場しますが、この奥深い響きもすごく印象的。 ラスト・パートでの一瞬のトランペットも輝いていますね。 |
. ムサシ復活は、映画でも最高に泣ける場面でした。 ムサシがくれたものの大きさ、そしてムサシを想う人々の気持ちが痛いほど伝わってくる映像。 そして、この美しい画面を更に感動的バックアップしていたのが「ムサシのために…」です。 ひとりひとりの回想シーンを彩る温かなメロディから始まり、次第にエネルギーが満ちていく光景を、楽器を変え、リズムを変えて綴っていき、ムサシ復活へと高めて行く、本当にドラマティックで素晴らしい音楽展開ですね。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 映像面で、もうひとつ印象的だったのが、一連のシーンの途中に挿入されていたフブキの姿です。 「俺たちの未来をリセットなんてさせない」……この言葉に込められた強い決意に心打たれました。 ムサシの復活は、単に友を想う気持ちが実体化しただけでなく、地球を救いたいという皆の願いが結実したものでもあったのですね。 |
| ◆ 内に秘めた闘志（ジャスティスの戦い） <M-36･37、M-11> |
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| . さて、次は、私の大〜好きな曲。 映像的には、ラストパートのほうが印象的でしたが、実は、音楽的には、こちらの方がもっと好きだったりして。(笑) これ、私の趣味なんです。(=^-^=) すみません。(^^; . |
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. 人類のために戦うことを決意したジャスティスが、グローカールークと対決するシーンの曲。 ジャスティスのカッコ良さを引き立たせているだけでなく、夕闇迫る画面の雰囲気にもぴったりでしたね。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆ このリズム、このメロディ、静かだけど燃えます！！ 内に秘めた強い信念のようなものが感じられて、無条件で大好きな曲。 「ウルトラマンティガ」ミュージック・コレクション「８．その名は " ウルトラマンティガ " <M-18>」を彷彿させる冒頭部が嬉しいですね。 シンセのショック音も決まってます。 中盤から入るホルンも魅力。 それだけでなく、曲後半の展開も素晴らしいです。 リズムをカットして、シンセとストリングス・メインで奏でられるクールな雰囲気が最高。 約１分18秒の曲ですが、「もっともっと続いていてほしい」と思わせる音楽。 もちろんリピートモードで聴いてます。
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. 映画の序盤、コスモスとジャスティスの激戦中、フブキが「ムサシ！！ コスモス立て！！」と叫ぶシーンから登場する曲。 コスモ・ノアをグローカー攻撃から守ろうとするコスモスのスローモーション映像とこの曲が重なっていた点が、とても印象的でした。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 映像では、一部しか使用されませんでしたが、サントラでは、堂々２分27秒の聴き応えある曲です。 これも「23. ジャスティスVSグローカールーク」同様、リズム抜群！！ クールだけれど、燃える！！ シンセによる「ピコピコ」アクセント音といい、間奏での無機質なシンセ音といい、非常にユニークな作りです。 |
| ◆ 熱き FINAL BATTLE <M-42･43･44、M-45･46、M-47、M-48>） |
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| . この映画の最大の見せ場は、ムサシ復活後の「ジャスティス＆コスモス」共闘から、レジェンド誕生、ギガエンドラ破壊にかけての戦い。 とにかく熱い！ 熱い！！ 手に汗握る展開、パワフルな音楽。 ついに手にする勝利！！ ウルトラマンで、これほど燃える展開は初めてです。 そして最後のデラシオンとの和解は感動の涙。 ほんとうに素晴らしい映画だったと言えるラストです。 . |
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. グローカービショップと「コスモス＆ジャスティス」との対決シーン。 この曲が流れたときは、思わず「出た、出たー！！」と叫びたいほど感激しました。 圧倒的パワーを持った熱い戦闘曲。 <M-42>、冒頭の鋭いトランペットが戦いの凄まじさを物語っていて最高です！！ 低音のブラスも迫力。 中盤のストリングスによるメロディも素晴らしいですね。 ピッコロなのでしょうか？ 短くアクセント的に入る高音も印象的です。 様々な楽器の音の重なりから生み出される矢野さん独自の音楽世界。 熱いバトルに、楽器も総結集といったところですね。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆ <M-43･44>も、基本的に <M-42> と同じモチーフが使われた楽曲。 サントラでは、二つに分かれていますが、両方合わせて聴くと、音楽の中にドラマが感じられて、さらに感動は深まります。 この戦闘シーン、迫力があるだけでなく、夜の映像がとても綺麗です。 グローカーとの激しい格闘。 飛び散る火花。 コスモスとジャスティスが力を合わせて放つ光線。 そしてグローカー大爆発。 これら全てが夜景に映えて、戦闘シーンでありながら、美しささえ感じさせます。 素晴らしい映像、そして音楽ですね。
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. 「TEAM EYES のテーマ <M-45>」とともに、上空のギガエンドラに向かうフブキ。 その表情、勇姿が最高です！！ ギガエンドラが発する稲妻の中、縦横に飛行するテックライガーには目も心も奪われます。 この <M-45> は、「18.チームEYES」の別アレンジですが、よりアップテンポになっていて、スピード感とリズムが新鮮！！ 本当に爽快な曲ですね。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆ <M-46> は、ギガエンドラの放つプラズマ光線で、コスモスとジャスティスが溶けていく場面の音楽。 ギガエンドラの脅威と、人々の間に広がる絶望感が巧く表現された楽曲です。 曲後半のシンセ・ヴォーカリーズと、「無理だ、ジャスティス。もうやめるんだ」というフブキの苦悩に満ちた台詞が胸に迫ります。 アカギ審議官の「ウルトラマン、なぜそこまで人類を」も心を捉える台詞。 危機感を最大限に高める素晴らしい演出です。 その直後に泣き崩れるアヤノも迫真の演技でいいですね。 デラシオンが、光の加減で、コウモリのような形で迫ってくるシーンがありますが、この映像も凄いです！！ |
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. 地球滅亡かと思われた瞬間、光とともに現われるウルトラマンレジェンド。 <M-47> は、レジェンドの神々しさを感じさせる音楽が本当に素晴らしいですね。 神秘的なイントロから、レジェンド誕生のファンファーレへ、そして希望を感じさせるメロディ＆リズムに受け継がれていき、最後にギガエンドラ破壊を表現する力強いブラスで締めくくられる。 実にドラマティックな音楽です。 ラスト、ギガエンドラが、星雲の渦のように回転しながら爆発する映像は最高の迫力。 |
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. レジェンドの勝利を称える高らかなトランペットから始まる <M-48>、それに続く、平和の訪れを感じさせるストリングスのメロディも、人々の安堵感を巧く表現していますね。 「そうまでして、なぜ人類を救おうとするのか」と問うデラシオン。 それに対するジャスティスの答え、本当に説得力があります。 特に、人間の本質に迫る「泣き、笑い、怒り、そして思いやる心を持つこの生命たち」という言葉はとても素晴らしいですね。 しかも、このシーンで、エリックさんのトランペット・ソロが最高潮に達するのです。 もう、涙、涙、涙。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ドラムの音に呼応するかのように去って行くデラシオンと宇宙船。 ここの演出もすごく気に入りました。 「我らも信じよう。光の戦士たちを。そして、人類から送られつづけたメッセージを。」というデラシオン。 そして、ディスプレイに現われる「希望」の二文字、ドラマティックに完結する音楽。 ただ、ただ、感動あるのみです！！！ |
| ◆ 地球怪獣たち ＆ ジュリの葛藤 <M-30、M-33、M-34> |
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地球怪獣たちが闘うシーン、これもメチャクチャ感動でした。 太刀打ちできない強敵と分かっていながら、意地と根性で立ち向かって行く姿…… なんて健気なんでしょ。（ｳﾙｳﾙ） ジュリがこれを見て、心揺らぐのも分かる気がします。 ジュリを止めようとしたコスモス、フブキの言葉、少女との触れ合い、怪獣たちの戦う姿、これらすべてがジュリの心を動かした。 そして、ついに地球を守るために立ち上がった。 ここに至るまでの描写には本当に心打たれます。
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| . ★ 19. 地球怪獣たちの闘い <M-30> コスモスに助けられた怪獣たちが、地球の危機に立ち上がる場面。 いかにも矢野さんらしい力強さと躍動感に満ちあふれた音楽、いいですねー。 怪獣軍団、最高！！ 土煙を上げながら敵に向かって行く映像は燃え燃え。 怪獣たちを援護するフブキの「今だ！！」も、絶妙のタイミング。 一瞬、敵を撃退したかに見える映像。 勝利を思わせる音楽が流れる中、炎の中から飛び出してくるテックライガーが勇ましい。
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. ついに少女の犬を助けるジュリ。 目を上げれば、相変わらす怪獣たちは激しい戦いを繰広げている。 この曲は、呑龍が巨体をゆすりながら相手に突進していくシーンからつけられたもの。 呑龍の動きと <M-33> の曲調がぴたりと決まってました。 グローカーに打ち落とされ、牙でやられそうになるリドリアス。 散々痛めつけられるその姿には思わず涙しました。 ＢＧＭも悲痛さを感じさせる曲調に変化していき、音楽効果抜群。
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. 「やめろー」とテックライガーで飛んでくるフブキ。 おいしすぎ！！ フブキ最高！！ しかしあえなく撃墜される。 「これが人間の未来を信じた理由なのか！！」ついに意を決するジュリ。 「ウォーッ！！」と叫びつつ変身。 もうめちゃくちゃ感動のシーンです。 ジュリのテーマ曲が眩いですね。 |
| ◆ ＥＤテーマ High Hope |
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| . ★ 31. エンディング・テーマ High Hope メロディもアレンジも抜群の歌。 そして、さらに感動的なのがムサシの成長を感じさせる歌詞。 この歌こそ、「ムサシ物語」最終章なのかもしれません。 しかも、「大切なもの 許せる力」 「負けてしまいそうな そんな時でもあきらめはしない」 「自分の中にある 強い夢」は、勇気と希望を与えてくれる言葉で、コスモスと切り離して考えてみても、本当に心に響きますね。 「本当にウルトラマンに会ったんだって」というラストの台詞も最高！！ もちろん、シュワッチも。 |
| ◆ その他のお気に入り曲 （ＣＤ収録順に書きます） |
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| . ★ １．信じれば夢はかなう <M-1･2> ブループラネット使用曲を新たにアレンジしたものですが、夢の実現を喜ぶムサシに相応しく、清々しいイメージの音楽になっている点が魅力。 ベルの音や、燦めくシンセ、バックのストリングスが心地良いですね。 ★ ２. コスモス、ふたたび/メイン・タイトル <M-4･5･6> グローカーマザー飛来シーン。 冒頭のホルン、それに続くティンパニが抜群にカッコいい！！ メインタイトルを飾る音楽も決まってます。 激戦を思わせるラストパートも迫力ですね。 . ★ ３. ジュリのテーマ <M-7> 鮮烈なメロディ！！ 曲後半の重厚な雰囲気も素晴らしいですね。 曲が短いことと、映像未使用となったことは本当に残念です。 映画序盤、ムサシとコスモスが同化するシーン、映像と音楽が綺麗ですね。 一転して曲後半は壮絶なサウンド！！ 激しい戦いの始まり。 コスモスの毅然とした表情・態度、そしてスピーディな身のこなしと、曲のテンポがぴったり合っていました。 特に勇壮なストリングスは最高です！！ 打楽器が更に迫力を倍加させていますね。 |
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. <M-18> 夕陽に燦めく海を背景にしたジュリの横顔が綺麗。 女の子とジュリの触れ合い。 素敵ですね。 走り去る女の子を見送りながら「きっとあなたが優しい人だから」と繰り返すジュリ。 ひたすら優しく美しいメロディ、少女の笑顔、本当に泣ける音楽と映像です。 夕焼け色の画面も胸に染みますね。 <M-19> 暴走族相手のアクションシーン。 ジュリのカッコいいこと。 映像も音楽も迫力あります。 . ★ 13. 出会いの場所 High Hope <M-21> 「High Hope」のアレンジ。 燦めきサウンドとバックに流れる高音のシンセ・メロディが素敵です。 ★ 15. ギガエンドラの威容 <M-25> ギガエンドラの曲、抜群の迫力！！ 低音のシンセとストリングスが冴えてます。 その後、グローカーマザーから球体が飛来する光景もいいですね。 ロボットによる街の破壊映像と音楽もすごい。 |
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. <M-26> 絶望しかけているナツキに「諦めるな」というフブキ。 説得力ありますね。 希望のテーマ、素晴らしいメロディです。 <M-27> ドイガキとミーニンによるコミカルシーンの曲。 短いですが、とても良い曲ですね。 メロディもアレンジも楽しくて魅力的です。 . ★ 17. ムサシを求めて High Hope <M-28> 矢野さんコメントにあった「隠し味としてムサシのテーマのメロディを同時に流しているもの」とは、この曲のことですね。(=^-^=) イントロから入るキラキラ音とオーボエが美しいですね。 ★ 30. 懐かしい仲間たちと <M-49> 再び平和の訪れた地球。 この曲の温かさに涙がこぼれます。 ラスト、ジュリの笑顔がとても印象的でした。 |
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ここに書かなかった曲も、お気に入りがたくさんあり過ぎ！！ |